アラジン【実写映画】ジャスミンの母親の死因が病気では駄目な理由に驚愕！？

実写映画アラジンでジャスミンの母親である王妃は劇中に登場しませんね。既に亡くなっている設定なのですがその死因についての詳細は言及されません。なぜ、ジャスミンの母親の死因が病気では駄目なのか？アラジンの大元のお話し「千夜一夜物語」にも迫ってみたいと思います！

ジャスミンの母親の死因は何？

千夜一夜物語（アラビアンナイト）のお話の中から「アラジンと魔法のランプ」というお話をディズニーがアニメーション化したのが1992年です。

アニメではプリンセス・ジャスミンの母親はすでに他界しているという設定ですが、母親の死因までは触れられていません。

2019年公開の実写映画「アラジン」でもやはりジャスミンの母親は劇中に登場しません。

ジャスミンの母親は暗殺された？

実写映画「アラジン」でもアニメ版と同じく、ジャスミンの母親はすでに他界しています。

ただ、実写映画ではもう少し詳しく母親についての語りがあります。

ジャスミンの母親（王妃）はシェレバード王国の出身であること。そして何者かによって暗殺されてしまったということが、明かされています。

しかし、亡くなるまでの経緯が明かされていないので「いつ」「誰に」「どのように殺害された」かまではわかりません。

病死では駄目な理由は？

なぜ、ディズニーはアニメ版でも実写映画でも王妃の死因やなくなる経緯を詳細にしないのでしょう？

それは「アラジン」という物語で王妃の存在はそんなに重要では無いからだと思います。

重要なのは「殺害されたという事実」と「すでに他界している」ということなんですよね。

それはジャスミンと父親のサルタンの会話でわかるのですが、サルタンもジャスミンも今でも深く王妃を愛していることが伺えます。

王様のサルタンは王妃が亡くなったことで、ジャスミンに対してとても過保護になり、これ以上愛する人を失いたく無いという気持ちから、ジャスミンを王宮から出ないようにします。

ちょっと大袈裟だし、これでは逆に反発されるのは分かりそうなものですが、この「過保護で王宮から出さない」というのが物語アラジンの重要ポイントなのです！

ジャスミンはその窮屈さから王宮を抜け出さなければアラジンと出会うことはありません。

アラジンと街で出会うことで「アラジン」の物語が始まるのですからね。

ということで、ジャスミンの母親の死因が「病気」では駄目なんです！

なぜなら、王妃が病死では王様の「ジャスミンに対して過保護すぎる父親像」としては弱くなってしまいます。

あくまでも愛する王妃を何者かに殺害されて、愛娘を守るために過保護になる父親像が必要なわけです。

原作「アラジンと魔法のランプ」ではジャスミンの母親は？

では、原作の「アラジンと魔法のランプ」ではジャスミンの母親はどうなっているのでしょう？

実は「アラジンと魔法のランプ」ではアラジンが完全に主人公なので、ジャスミン側は「お姫様」程度に留まります。

千夜一夜物語（アラビアンナイト）が死因を明かさない理由？

先ほど「アラジン」は千夜一夜物語（アラビアンナイト）の中の1つの物語だとお話ししましたが、それもジャスミンの母親の死因が明かされない要素なのかもしれません。

千夜一夜物語を簡単にお話しすると

昔、ペルシャの国にシャハリヤールという王様がいました。
王様は后の不貞や弟の后の不貞を知り、激動して彼女らを処刑してしまいます。それだけではおさまらず、毎晩、新しい后を迎えては殺害していきます。そんなある晩、大臣の娘シェーラザードが嫁いできます。

シェーラザードは嫁いだ日の夜、シャハリヤールにひとつの物語を語り聞かせました。しかし、シェーラザードは物語の一番良いところでお話をやめ「続きは明日の夜に」と言います。

これを千一夜間にわたりシェーラザード話したのが「千夜一夜物語」です。その一夜でのお話しが「アラジン」なのです。

ちなみに、シャハリヤールもいつからか彼女を愛するようになっており、それによって女性への憎しみがとけていきます。
その後、2人は幸せに暮らしたということです。

千夜一夜物語のこの背景が、もしかしたらジャスミンの母親の死因を特定しない要因なのかもしれない、とは、考えすぎでしょうかね？w

ジャスミンの母親が歌ってくれた曲とは？

アラジンの中でジャスミンは、実写版でもアニメでもとても勝気で、強い意思を持ったプリンセスとして描かれています。

そんなしっかり者のジャスミンですが、実は若干15歳で、日本だと中学3年生か高校1年生の女の子です。まだまだ母親が恋しい年頃のはずです。

実写映画の中でジャスミンがアラジンの隠れ家に行って楽器を演奏する場面があります。

そのときに「アラジンが母親が歌ってくれてた歌だよ」と言うと、ジャスミンも「私の母もよ」と答えますね。

その母親との思い出の曲とは何の曲なのでしょう？

ミュージカル版の中ではアラジンの母親が大きく取り上げられていて、母に向けて歌った曲「Proud of your boy（劇団四季では「自慢の息子」というタイトル）」が登場します。

実写映画「アラジン」ではアラジンが自分の正体を明かすかどうか、王宮の自室でジーニーと話し合うシーンで「Proud of your boy」のメロディーがサントラで流れています。

ということで、ジャスミンとアラジンの母親がよく歌ってくれた曲は「Proud of your boy」です！

ミュージカル版をご覧になった方は気付いた方も多いでしょうね♪

ジャスミンは異色のプリンセス！

ジャスミンはディズニー映画「アラジン」に登場するプリンセスです。

実写映画「アラジン」では女優ナオミ・スコットさんがジャスミンを演じていて、本作では歌唱部分も吹き替えなしでご本人が歌っており、その素晴らしい歌声に魅了されます。

ところで、ジャスミンはディズニー映画の中でもちょっと変わったプリンセスな事にお気付きでしょうか？

ジャスミンは他の作品のプリンセスのようにドレスやガウンを着用していません。それは映画の舞台がイスラム教の国だからだと思われます。

ジャスミンが着ている衣装はインドの民族衣装がベースにデザインされているのだそうです。

そして大きく違うのはジャスミンは主役では無い事です。

あくまでも「アラジン」の主役はアラジンで、プリンセスのジャスミンではありません。

ジャスミンはディズニープリンセスの中で唯一、主役ではないプリンセスなのです。

まとめ

【アラジン【実写映画】ジャスミンの母親の死因が病気では駄目な理由に驚愕！？】はいかがでしたでしょうか？

あくまでも私の推測ですが、ジャスミンの母親の死因が病気では駄目な理由と、詳細に明かされない理由は千夜一夜物語にも関係するかもしれないというお話でした。